お雛様の種類にもいくつかありますが、ケース入りの雛人形を持っていて、いざ飾ろうとしたら天面のガラスが割れていた、というトラブルは結構あるようです。
実際割れてしまった場合、どうしたらいいのでしょう?
また、そうしたトラブルが発生しないように、どのような予防策が必要なのでしょうか?
今回は雛人形のケースの割れの修理について、また、ケース入りのおひなさまの上手なしまい方から防虫剤の入れ方まで、ご紹介します。
雛人形のケース、修理をしたい!どうしたらいい?
雛人形のケースが割れてしまった!
これはよく聞くトラブルですね。
収納している時に、上の物を乗せていて、飾ろうと取り出したらガラスが割れていたり、
小さなお子様がガラスに手をついてしまったり、ぶつかったりして割れたなんていうこともよくあるようです。とても危ないので収納場所や飾る場所にも気をつけたいですね。
では、こうして割れてしまった雛人形のケース、修理はどうしたらいいのでしょうか?
買ったお店に相談するのが一番。修理のできるお店が近隣で見つかれば、数千円で修理が可能な場合もあるようです。
でも、実家の両親が買って贈ってくれた場合などで、お住まいの近くにそういったお店がない場合は困ってしまいますね。
自店で購入した物以外の修理を受け付けていない人形屋さんもありますし、ガラス屋さんでも、最近は木枠にガラスをはめ込むようなものは扱っていなくて、こうした修理を断るお店もあるようです。
ひとまず近くの人形店やガラス屋さんに問い合わせしてみましょう。
ネット上で、「雛人形 ケース 修理 ◯◯」など、◯◯のところにあなたのお住まいの地域を入れてみたら良い業者さんが見つかるかもしれません。
どうしても見つからないようなら、通販等でガラスケースのみの販売をしているようなお店もあります。
ひな祭りの直前となると、修理屋さんも忙しい時期なので、即修理というのは難しいかもしれません。実際依頼され、5月の節句以降であれば、と言われた方もいるそうです。
よい業者さんが見つかると良いですね。
雛人形のしまい方、ケース入りの場合は?
お手入れが簡単ということでケース入りにしたけれど、割れてしまったらホコリもかぶるし、なんとも残念ですね。
こうしたケースタイプのトラブルを避けるためには、どのようにしまえば良いのか、また、しまい方で気をつけることはあるのでしょうか?
ガラスケースのままダンボール等に納めますが、その時に、ガラスケースとダンボールの間に緩衝材として新聞紙などを入れましょう。
ケース全体を新聞紙や緩衝材で覆って、紐でしっかりと結んでからダンボールに収納すれば、ガラスの保護にもなり、取り出す際にも簡単です。
押入れに入れるときは、そのダンボールの上には物を置かないように、周りにはガラスの衝撃になるようものの出し入れが無い場所を選びましょう。
【お人形のお手入れ】
ガラスケースに入っていても、やはりいくらかホコリもかぶっています。ケースの取り外し、お人形の取り外しができるものならば、毛ばたきもしくは柔らかい筆で人形のホコリを払います。
そして、お人形の顔を柔らかい紙で包みます。包み方はやはり、コットンをお顔に当て、柔らかい紙、キッチンペーパーかティッシュなどで覆い、ティッシュをこより、それを紐にして留めます。
小物をひとつにまとめ、ガラスケースの外側をキレイに拭きます。
ケースの内側を無理に拭こうとすると、湿気が残ってカビの原因になったり、人形を傷めてしまうこともあるので注意が必要です。
拭いたらしっかり乾かします。
雛人形のケース入り、防虫剤はどこに入れる?
ガラスケースの中にお人形が入った状態で収納しますが、この時、防虫剤をケースの中に入れてはいけません。
小さなガラスケースの中に長期間防虫剤を入れておくと、変色などの傷みにつながることがあります。
防虫剤は、ダンボールなどの箱にガラスケースを入れて、ガラスケースの外側に入れます。
防虫剤は下に薬剤が広がるので、箱の下に置いてもあまり意味がありません。ガラスケースの上に置きましょう。
防虫剤の注意書きをよく読んで適量を守ることも大事です。
まとめ
ケース入りのお雛様や五月人形でのケース割れトラブルは結構多いもの。一度割れてしまうと、次回はガラスケースでなく、アクリル等の割れにくい素材のケースを選ばれる方もいるようです。
収納時のガラス面の保護や、上に物を置かない、立て掛けないなどの注意も必要ですが、飾る場所にも気をつけたいですね。
小さなお子様のいるご家庭で、ガラスケースを手の届くところに置くのは危険です。大切なお子様に、お雛様のケースでケガをさせるようなことの無いように気をつけたいものですね。
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