今回は、私の手指を怪我したお話です。
切り傷を負ってひとまず止血、そこから病院へ行くか行かないか、縫うか縫わないかといった迷いや不安、そして傷口がふさがるまでの防水などなど、この経験をメモしておきます。
まず先に伝えておきたいのは、
出血がひどく、数分しても血が止まらなければ、すぐに病院へ行きましょう。できれば滅菌ガーゼ、ハンカチ、ガーゼなどを当てて、傷口を押さえ、傷口を心臓より高くします。
砂や泥が入っているようなら、可能な限り流水で流し、すぐに病院で診てもらいましょう。まずは消毒より、水道水で洗浄するのがとても大事なのだそうですよ。
何より、切ってから時間が経過してしまうと、できる処置もできなくなってしまうことがあるので、迷ったら早めに病院を受診しましょう。
指の切り傷
先日、思わぬことで手指に切り傷を作ってしまいました。
包丁で切ったとかでなく、鉄の金網にひっかけて切ったので、切り傷の切り口もスパっとしたものじゃない。幸いなことに、サビのある金網ではなかったのが良かった。
小さめだけど、ちょっと深めの傷。
ただ指先だけに出血も結構な量で、もしかしたら縫わないとやばいかな、これはまずい、どうしよう。とちょっと慌ててしまいました。
それも右手の人差し指の内側で、皮膚が柔らかくてちょっと深めに裂けた感じ。
でも、傷も大きいものではないし、実際、病院へ行くレベルのなのか迷いました。
それに万が一縫うってことになったら痛そうだし怖いので、血だらけの指を止血しながらも、必死で本やらネットやらで調べてみました。
ネットの情報は怖いものが多いんだなぁ。
まずは止血
とにかくまずは血を止めることです。
今回怪我をしたとき、ざっくりと傷が深く入った感触もあり、すぐにたくさん血が出たので、慌ててティッシュをたくさんとって切り傷を心臓より高くして、指の傷より心臓に近いあたりを押さえて、止血しました。
ばい菌が傷口に入るのを防ぐため、一度は蛇口からの水で流しました。これは激しく痛かったです。水流を弱めて数十秒流しました。
それからまた心臓より高くして、指の付け根を押さえて止血。
しばらく押さえていたら、出血は落ち着いてきたので、家にあった滅菌ガーゼなどを当てました。
当日病院へ行ったあとの写真です。
少々グロいので、どうしても見たい方はこちらをクリックしてくだささいね。
なかなか深そうだし、裂けめが大きいから縫えるのかな?
病院に行ったら縫うのかな?
縫わないでなんとかならないのかな?
指の内側だから、傷が残ってもかまわないし、、、
こんなことを考えていました。
悩んだ末に整形外科へ
病院へ行けば縫われるかもしれないと考えて、それが嫌なので病院へ行かない、という選択肢もあったのですが、傷口の様子と、あまりの痛みとで
「縫わないにしても先生に診てもらったほうが安心」
「きっと行くならなるべく早く行ったほうがいい」
と思い結局病院へ行くことにしました。
すぐ近所に外科はあるんだけど、内科・外科と書かれていて、どちらかといえば、内科に強い先生だったので、そこはやめました。
万が一でも縫うことを考えてより手馴れているであろう整形外科に行くことにしました。
病院では、切ってからどれくらい時間が経過しているか聞かれました。だからやっぱり切ったらなるべく早く行くことが大事みたいですね。
先生に切り傷を見せると、「ありゃ~、縫ったほうが早く治るよ」って言われました。
でも、ビビりの私は「いや、時間かかっても、あとが残ってもいいので、縫わなくても治るなら縫いたくないです~(´;ω;`)」と懇願。だって痛いのやだし。。。
縫ったほうが綺麗になおるし、早いんだけどね~、と言いながらも、私のお願いを聞いてもらい、軟膏を塗り、ガーゼで手当をするという処置にしてもらいました。
私の今回の傷のようなちょっと中途半端な傷だと、縫っても縫わなくてもいいよ、という微妙な感じで、お願いすれば縫わずにすみました。縫っちゃったほうが早く治るから縫っちゃえばいいのに、って言われますが、私は恐ろしくて、なんとしても縫いたくなかったので^^;
【縫うメリット】
- 縫うと傷口が綺麗に治る
- 縫うと傷口が早く治る
麻酔をするから、縫うときは痛くないけど、麻酔が少々痛い。
私の場合は、4~5日は傷口が痛くてかなり不自由しました。
傷口に当てているガーゼも血とか傷口から出る液体ですぐにシミができます。
もちろん縫っても痛みはあるでしょうが、傷口が開くことを防いでくれるでしょうから、実は縫ってしまったほうがよかったのかもと数日間はちょっと思いました。
でも、なるべく傷口に負担をかけないようにして、安静にしていたら、5日から1週間くらいでようやく傷口がふさがってきました。
切り傷を早く治す手当方法
先生には、傷口を濡らさないほうがいいと言われました。
でも傷口は右手の人差し指ですから、ここを濡らさないというのはかなり難しいことなんですよね。
そこで、ドラッグストアにいって防水のできる傷パットなどをさがしてみました。
かなり前にも結構な深い傷を負ったときにキズパワーパッドというめっちゃ高いばんそうこうを買ったことがあるんだけど、かえって傷口がジュクジュクしちゃって、かゆみが出て私には合わなかったことがあるから、それはやめておきました。
キズパワーパッドってすんごい高いんですよね。
そこで今回買ったのがこれ
透明フィルムとガーゼの組み合わせでできてる防水傷パットです。
これは、ごくごく薄い透明フィルムで、水は通さないけど空気は通すという特殊なフィルム。
これだと上手にやればかなりの防水になります。
普通の防水ばんそうこうなんて比較になりません。
ただ、本当に薄いフィルムで、ちょっと貼るのが難しいです。
面積の広い平らな皮膚につけるならそんなに難しくはないんだけど、今回みたいに指の関節部分がかかるような場合ちょっと難易度がアップします。
両面テープって薄いですよね。
あれをもう少し薄くしたような感じです。台紙をはがしたら形を保っておけないような。
油断したらくしゃくしゃってなっちゃいます。こんなふうに。。。
でもこれをうまく貼ると、日中の手洗いくらいでは全然問題なし、ちゃんと防水の役割を果たしてくれます。
ただし、お風呂みたいに長時間水を使う場合はちょっとした隙間があるとやっぱり染みてきます。
お風呂あがりに防水パットをはがして、水道水で傷口を洗い流し、傷口の水分はティッシュなどで優しくぬぐって少し乾かして、それから新しい傷パットに交換するようにしていました。
傷口を乾燥させすぎるのは、これもまた傷の治りを悪くしますので気を付けましょう。
次に買ったのは失敗しました。
これは、防水と書いてあって、前回買ったのと似ていたからよく確認しなかったんだけど、フィルム状のではなくて、白いメッシュ状のもの。これ、ほんのちょっとの水なら問題なくても、しっかり手洗いすると染みてしまいます。
手洗いを繰り返すと、もうかなり染みてきます。
最初に使ったフィルム状のがかなり防水機能が高いことがよくわかりました。
一週間ほど経過すると、傷もかなりふさがり、普通のばんそうこうでもカバーできるくらいのサイズになってきました。
でも、やっぱり傷口の一部はまだふさがっていないので、防水が必要です。
そこで今度はこれ
最初に買った透明フィルムの傷パッドのガーゼがついていないタイプ。
透明フィルムだけがロールになっていて、自分で好きな長さにカットできるようになっています。
これだと、ばんそうこうの上からも貼れるから便利。
よ~く見ないとわからないけど、ばんそうこうの上にうっすいフィルム状のが巻かれてます。
ほんとに薄いので、それほど指の動きの邪魔にもならないし、しっかり防水しながら空気を通すので、傷口が蒸れることもありません。
これなら、かなり応用ができて、指のささくれなんかにも効果的に使えますね。
やっぱり難点は貼るのがちょっと難しいということでしょうか。
半年以上経過して
さて、怪我をしてから、すでに半年以上の月日が経過しました。
現在傷がどうなっているかというと
縫わなかったからなのか、年齢のせいなのか、ただ単に傷が深かかったのか、傷跡が残ってます。
3~4ヶ月はずっとしこりが残っていて、負荷がかかると傷みっていうか、うずきっていうかがありました。
でもようやく最近は落ち着いてきて、傷みはまったく無いし、うずきもありません。しこりは残ってるけど。
縫ってればもっと早かったのかは定かではありませんが。なにしろ縫ったことがないからな。
まぁ、個人的には、縫うのもありだったんだろうね。と今になって思います。が、やっぱり今考えても私には縫う勇気はなかったな。ビビリでごめんなすって。
さいごに
切り傷も度合いによって、そのまま放置していいのか、病院へ行くべきか迷うことってありますよね。
ひとまずちょっと深いな、と思ったら病院で診てもらうのが安心です。神経にかかわるものとか、やっぱり素人にはわからないこともありますから。
切って翌日とかに病院へ行くと、「昨日すぐ病院に来て縫うべきだった、もう縫える状態ではない」なんてケースもあるんです。
それは困りますよね。だから、切ってから少しでも早く、というのはとても大事なことなんです。
そして、受診後は傷口を安静にして、水分を寄せ付けないこと、また乾燥させないようにすることも大切です。
ちなみに、年齢を重ねるごとに傷って治りにくくなりますよね。
これは肌などを修復する役割のコラーゲンが減少するから。
サプリなどでも、コラーゲンを毎日摂ってると、傷の治りが良くなりますよ。
あなたの傷も早く治りますように。
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