牡蠣加熱用を生で食べちゃった!?これって大丈夫?

公開日:  最終更新日:2017/08/12

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生牡蠣って、生で食べてOKな生食用と、加熱用と2種類あります。
この、生牡蠣の加熱用をうっかり生で食べてしまった!これって大丈夫?
牡蠣は食中毒を起こしやすい食品でもあり、こんなうっかりをしてしまったらとても心配ですよね。

そもそも生牡蠣の加熱用とされているのは、どうしてなのか、加熱用を生で食べてしまったらどういう影響があるのか、この生牡蠣の生食用と加熱用の違い、選び方などについてもあわせてご紹介します。

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牡蠣加熱用を生で食べたら?

加熱用の生牡蠣を生食する、これはとにかく避けたいところです。

加熱用と書かれているのには当然ながら訳があります。
厚生労働省のHPに、食品別の規格基準について、ということで「生食用の牡蠣」についても明確に書かれています。

生食用牡蠣の規格基準(厚生労働省のHPより)PDF

ここには細菌数が牡蠣1gにつき50,000以下でなければならない、という基準からはじまり、殺菌方法など加工や保存方法についても非常に細かい基準が設けられています。

加熱用と書かれたものは、この生食用の基準を満たしていないもの。
つまり、それを生で食べるということは「安全な基準値を超えた細菌を多く体内に取り込む危険性がある」ということになります。

加熱用として販売されているものでも、その数値が生食用とほとんど変わらないものもあれば、そうでないものもあります。
ですから、たまたま一度大丈夫だったからといって、二度目も大丈夫とは限りません。

100%の確率ではありませんが、食中毒になる可能性は生食用を食べるよりはるかに高いのです。

うっかり食べてしまったら、仕方がありませんが、殺菌の意味で緑茶を飲むなどしてみてはいかがでしょうか?

緑茶に含まれるカテキンは、体に入り込んだノロウィルスが体内に吸収されるのを抑える働きがあるといいます。体内に吸収されずに排出されれば、激しい食中毒も少しは抑えられるかもしれません。

また、万が一、牡蠣であたってしまったら、下痢を止めてはいけません。
下痢は体内に入ったウィルスを体外に排出する役割もあるのです。

牡蠣にあたると、激しい下痢や嘔吐、発熱などで数日寝込むことも少なくありません。くれぐれも加熱用牡蠣を誤って生で食べることのないように注意しましょう。

同じ菌を保有するものを食べても、食べた人の体調や免疫力により、その症状は異なるものです。特に抵抗力の弱いお子様や高齢者の方には注意が必要です。

症状が出てしまったら、内科などを受診し、加熱用の生牡蠣を生食してしまったことを伝えましょう。こういった情報はとても大切です。

私は過去にお寿司屋さんの生牡蠣を食べて食中毒になったことがありますが、その時は、夕食で生牡蠣を一粒だけ食べ、翌日のお昼頃から調子が悪くなり、そこから下痢嘔吐のひどい状態で、最終的には病院で点滴を受けるに至りました。

当然、お寿司屋さんで提供されたものですから、生食用だったとは思うのですが、牡蠣はもともと毒素を抱え込みやすい性質とのことですから、お腹の弱い方は特に注意が必要です。

ちなみに私はそれから生牡蠣は生食用であっても一切生では食べなくなりました^^;

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生食用牡蠣と加熱用牡蠣の違いは?

生食用の牡蠣には規格基準があり、その殺菌方法なども細かく決められています。

そのため、生食用は収穫から出荷まで、加熱用より時間がかかります。
一方加熱用は、収穫後きれいに洗ってそのまま出荷されますので、生食用の牡蠣が加熱用の牡蠣より新鮮であるということではないのです。

生食用は浄化洗浄のため、栄養分や旨味が逃げてしまい、身が痩せて少し水っぽくなったりします。
むしろ、手を加えず、自然の状態に近く、旨味成分や栄養分を残しているのは加熱用の牡蠣なのです。

ですから、文字通り、生で食べるなら「生食用」、カキフライや鍋など加熱して食べるなら「加熱用」を選ぶのが良いのです。
生食用のほうが新鮮な気がするし、生食用ってことは品質が良いってことでしょ?といった勘違いで生食用を加熱して食べても、加熱用のものと比較して、浄化されている分、風味の点でかなり劣ります。

生食用牡蠣食べ方

牡蠣というのは、1日に300リットルの海水を吸い込み、その海水からの成分を体内に吸収して大きくなります。

ですから、その生息する海水の様々な成分を取り込んでいるのです。

生食用というのは、指定の方法で滅菌洗浄されているものですが、中には清涼海域といって、海水自体に菌が少なく、そういった海域で獲れる生食用牡蠣というのもあります。

こうした、生食でも安心な「生食用かき」ですが、どのようにして食べたらいいのでしょうか?

以前は大根おろしや塩をつかって牡蠣を揉み洗いするという方法もありましたが、現在では浄化された状態ですので、こういったことをする必要はないそうです。

下処理の方法としては

◆ザルに牡蠣を入れ、流水で振り洗いして水気を切る。

もしくは

◆塩水の中で振り洗いし、2、3回水を変えながら洗い水気を切る。

◆殻付きの場合は、殻ごと良く洗い、殻の表面の汚れを取り、殻を開けます。牡蠣の身を流水でよく洗います。

こうした処理をすることで安心して召し上がれます。



さいごに

牡蠣はもともと食あたりを起こしやすい食品、加熱用を生食するのは絶対に避けたいところです。
万が一食べてしまったら、殺菌効果のあるお茶などを飲んでみるのもおすすめですが、下痢止めなどはその毒を体に留めることになってしまうので、避けましょう。

調子が悪くなったら、激しい嘔吐下痢などの症状が出るものです。
自己判断で下痢止めなどを服用せず、病院を受診しましょう。

牡蠣は生食、加熱用では店頭に並ぶまでの加工法が違います。
生食用というのは一定の基準により浄化されているので、生食するには安心ですが、風味は加熱用に劣ります。鮮度も必ずしも生食用のほうが新鮮というのは間違い。
生牡蠣を選ぶときは、生のままか、加熱して食べるのか、その用途に合わせて選ぶのが最適です。

勘違いで加熱用を生で食べてしまうことのないよう、十分に注意しましょう。

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