エアコンの効きが悪い!原因は?故障、修理、自分でできる対応は?

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エアコンの効きが悪い!部屋が冷えないなんだよなぁ。
気温上昇が著しい暑い夏の日、エアコンの調子が悪いなんて最悪ですよね。

 

夏場はエアコンがダウンすれば、あとはアイスノン、扇風機、うちわとかくらいしかありません。とにかく参ってしまいますよね。

 

夏の暑さはエアコンにとっても負担になります。暑さによる熱や湿度の影響で、故障しやすい季節。

そこで今回は、エアコンの効きが悪いとき、冷えないときの簡単な故障診断と家庭でできる範囲での対処法を、元家電修理マンのリョウがご紹介します。

 

 

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エアコンの効きが悪い原因は?

エアコンの効きが悪い時、エラーが出ているか否か、によっても対応が変わってきます。

 

エラーが出ている場合

エアコンが冷えない、そしてエラーが出ている、という場合は、残念ながら自分で修理できる可能性が低いです。

 

エラーコードが出たら、まずそのエラーの番号を控えておきましょう。エラー表示があとで消えてしまうこともあるのですが、これはスムーズな修理をしてもらうためにも大切な情報となります。

 

どこが故障しているか特定するのは、素人では難しいのですが、エラーコードが分かっていると、修理業者側では故障原因が多くても3つぐらいに絞ることができます。

修理依頼時にこのエラーコードを伝えれば、その時点で工場に部品を注文してくれます。

 

修理対応してくれるサービスステーションは、ほとんどが小さな拠点なので家電製品の全部品をストックしているわけではありません。

 

よく故障するパーツの在庫はありますが、在庫のないものに関しては取り寄せる必要があるのです。当然、部品が揃わないと1日で修理を完了することができず、日数がかかってしまいます。暑さを我慢する日数は1日でも減らしたいですよね。

 

ですので、あらかじめエラーコードを控えておけば、場合によっては1週間ほど修理完了が短くなることもあるんです。

 

エラーが出ていない場合

エアコンの効きが悪い、いつになっても冷えない、ぬるい、でもエラーは出ていない、という場合、原因としては、

 

・ガス漏れ
・ホコリつまり

 

が考えられます。

 

では、ガス漏れ、ホコリつまり、それぞれについて見ていきましょう。

 

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ガス漏れ(冷媒ガスの漏れ)

エアコンのガス漏れ、冷媒ガスが通常より減っている場合の判定方法は簡単です。

自分の目で簡単に確認できるので、エアコンの効きが悪いな、と思ったら見てみるといいですね。

 

冷媒漏れなら、室外機の付け根の配管が真っ白になります。これは、プロでなくても一発で判ります。
原理は難しいので省きますが、配管に霜がついて真っ白になっているのです。下の写真が正常な状態です。これが真っ白になっていたら、ガス漏れが冷えない原因でしょう。

 

冷媒がほとんど空の状態ですと霜付きはないのですが、この場合は圧縮機異常というエラーコードが表示されるかと思います。

 

ガス漏れがある場合は、家電店等に修理依頼が必要で、修理費用としては2万円前後かかります。

 

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ホコリつまり

エアコンに埃が詰まると空気の通り道が塞がれて熱交換できないのでいくら時間が経っても空気が冷えません。

 

ホコリが詰まる箇所として考えられルのは3ヶ所。

 

・室内機のフィルター
・室内機のクロスファン
・室外機の裏側

 

では、こちらも順番に見ていきましょう。

 

室内機のフィルター

室内機のフィルターは誰でも簡単に掃除できる場所ですが、ホコリが溜まりやすい場所でもあります。
心地よくエアコンを使うためにも定期的な掃除が必要です。

 

という我が家でこの冬ずっと部屋を温めてくれていたエアコンのフィルター、しっかりホコリを溜め込んでおきましたよ、ここに写真をアップするために・・・。

あはは、面目ない。

 

 

東北の我が家はまだ冷房にはちょっと早いけど、こりゃ、冷房しても冷えない原因になりますね。立派に。

このホコリは、台所スポンジで軽くなぞるようにすると、簡単に取れます。

 

あとは掃除機で吸って、軽く水洗いして、陰干しします。

 

室内機のクロスファン

室内機のクロスファンについては、家庭での掃除がちょっと難しい部分になります。
実際、室内機のクロスファンが埃詰まりするケースは少ないのですが稀にあるので参考までにご紹介しておきます。

 

ひとまずフィルターの掃除、室外機の裏側のホコリを掃除してそれでも効きが悪いようでしたらこれも試してみるといいでしょう。

クロスファンというのは、通常掃除するエアコンのフィルターの奥にある横長のファンのこと。

 

このクロスファンの内側は空洞で風が通るようになっています。
このファンが回転することで風を送っています。
このファンの隙間が埃で目詰まりしているとやはり効きが悪くなり、冷えない原因につながります。

 

ここを掃除するのは、できれば業者にお願いするのが一番ですが、どうしても自分で、という場合は、慎重に行います。

 

方法としては、エアコンの吹出口についている風向きを調節するルーバーを外します。
このルーバーを外す段階で無理をするとルーバーの根元が折れてしまうことがあるので、くれぐれも無理をするのはやめましょう。

 

ルーバーの奥を覗いてみると、黒いファンが見えます。こいつがクロスファンです。
う~ん、ここは、主婦にはちょいとハードル高いですね。

 

無理をせず、ルーバーが外せるようなら、隙間があくので、そこから毛足の長い箒などを突っ込みエアコン内部にあるクロスファンを掃除していきます。
この際、埃がボロボロ落ちてきますので下や周辺に新聞紙などを引いて養生してください。う~ん、やっぱり主婦にはちょっと、、、きついかも。

ま、知識として知っておけば、いつか役に立つかも?

 

室外機の裏側

室外機にもホコリなど汚れがたまると、目詰まりして冷えない原因になるものです。
目視で確認、埃が溜まっているようなら、ブラシ等で掃除をしてみましょう。

ちなみに我が家の室外機の背面は、こんな風になってて、目立ったホコリやゴミなどは無かったですが、試しにほうきで掃除してみようかとトライしたけど、いまひとつキレイになったかわからなかったです。残念。

 

ま、場合によっては、落ち葉とかゴミが背面を塞いでしまってる、なんてこともあるかもしれないので、念の為チェックしてみるといいかも。

 

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エアコンには故障の自己診断機能がある

さて、エアコンの故障についてですが、どんなエアコンの室内機にもLED(ランプ)が付いています。

正常運転の際はこのランプが点灯していますが故障時には一定の周期で点滅を繰り返します。この時の点滅の回数によって何の故障かを特定できる仕組みになっています。

 

一般的には、エアコンのリモコンにエラーコードが表示されますよね。
本体に液晶表示の小窓がついて、そこに表示されるものもあります。これらはアルファベットと数字の組み合わせで知らせてくれます。

 

取扱説明書にもエラーコード一覧が載っていますが、本体のフィルター横や本体の下面、側面にエラー一覧のラベルが貼ってあることが多いです。

 

エラーコードは、一旦コンセントを抜いてしまうと履歴から消えてしまうので、コンセントを抜く前にエラーコードをメモするのをお忘れなく。

 

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さいごに

エアコンの効きが悪い、いまひとつ冷えない、風がぬるい、といったとき、故障の場合もありますが、まずはホコリで風の通り道を塞いでいないか、そして室外機周りもチェックしてみましょう。

原因を取り除けば意外と簡単に改善することかもしれません。

 

ちなみに、エアコンの保証は通常1年ですが、、冷媒の通る配管部分や蒸発器、コンプレッサーの故障は5年の保証があるケースも。

 

購入して5年以内でしたら、安易に自己判断で買い替えてしまう前に一度メーカーに見てもらうことをお勧めします。

 

 

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