プリンターってどれを選んだら正解なのか、すごく難しくないですか?
特に最近はキャノンもエプソンも全般的にそれほどの差がなくて、本体価格はほとんど同じ、どっちもインク代は高いし、それぞれに短所あり、長所ありで、どうも決め手に欠けるんですよね。
とにかくプリンタのインクって高いと思いませんか?
プリンタを買うとき、インク代のほかにも
・印刷画質
・写真画質
・本体代
・コスパ
・性能
・コンパクト性
・静音性
・印刷スピード
などなど、個々の使用用途によって外せないポイントも様々ですよね。
実は我が家で使っていたエプソンのEP-805AWがついに使えなくなりまして、新しいプリンターを購入することになったんです。
我が家の希望としては
・インク代重視
・普段の文書印刷
・そこそこの画質での年賀状印刷
これができればOKということ。
が、プリンターって、調べれば調べるほど買いたいものがない!エプソンもキャノンもブラザーなんかも比較検討したけどね。
新機種とか言っても、最大の問題であるインクが安くなるわけでもなく、インククリーニングが無くなるわけでもないからやっぱりインクの消耗も早い。
これはプリンターの永遠のテーマというか、なんていうかね。どうしても解決できない部分ていうんでしょうか。
これじゃ、もうどのプリンターもあきらめて、プリンターを持たないという選択肢もありかなって本気で考えたくらい。
だけど結局仕事でも使うので、どうしても購入しなくちゃなぁということになったんですよ。
で、すっかり行き詰り状態でお店に行って、店員さんにあれこれ悩みをぶちまけて、検討した結果、エプソンのエコタンク搭載のプリンターを選ぶことになりました。
そこで今回は、エプソンのエコタンク搭載モデルについてあれこれ詳しくご紹介します。
【関連記事】
>>>エコタンクのプリンタ、EW-M660FTを使ってみたレビュー
EW-M660FTを購入しました
今回我が家で購入したのは、このEW-M660FTです。
現時点で、エプソンのエコタンク搭載の最新モデルは、EW-M571T、EW-M670FT、EW-M770Tです。
でも我が家では、そのひとつ前の機種、EW-M660FTを選びました。
実は最初はエコタンクモデルはお値段が高いことからノーチェックでした。
でも、家電店であれこれ比較検討した結果、エコタンク搭載モデルが急上昇してきたんです。
というのも、我が家では、そこそこ日常にも印刷をするほうなのですが、事務所とかみたいにそうそう頻繁でもありません。
時には一か月くらい全く印刷をしないこともあります。
でも、使うときは数十枚と印刷をすることもあったり。
あとは毎年末、年賀状をカラーで印刷しています。
この中でいつも不満に思っていたのは、インクの擦れなどが多く、キレイな印刷を維持するのが難しいこと。
たまに印刷しようとすると、必ずインククリーニングを行わなければならず、それを繰り返しているうちにインクが空になるというなんともストレスの多い環境だったんです。
印刷するより、クリーニング剤として消耗するインクのほうが明らかに多いんじゃないの?というストレスです。
おまけにインクがバカ高い。
6色タンクとかそれを売りにしてるけど、これ、全色入った1箱のお値段が、「安いプリンターなら1台買えるぞ」っていう価格だったりするじゃないですか。なんともアホくさい。こう思ってる人、たくさんいるでしょ。
で、この不満を持って探していると、エプソンもキャノンもブラザーもどれも魅力は無いよね~、もうプリンターを買うことを辞めようかな、なんて考えも浮かんでくるわけですよ。
エコタンク搭載でない普通のモデルっていうのは、我が家でもこれまでキャノンだったり
エプソンだったり、長年使ってきました。最新ではエプソンのEP-805AWを使用していました。
EP-805AWクラスの最新モデルはEP-880AWで、そのひとつ前はEP-879AW
現時点で、EP-880AWは28,000円前後、EP-879AWは15,000円前後という価格帯で販売されています。
ですが、こちらにはインクが付いていないので、インクも買いましょうとなると、インクがひと箱7,000円弱ですので、合計で
EP-880AWなら35,000円前後、
EP-879AWなら22,000円前後
となります。
とにかくインク代!!
さて、さきほどの各機種の価格から見ても、やっぱりインク代高いなぁってなりますよね。
で、すっかりプリンタ購入に行き詰っていた私が店員さんに相談したところ勧められたのがエコタンク搭載モデル。
エコタンク搭載モデルはというと、最初のお値段は少々お高いんだけど、このお値段の中でインクが一緒についてきます。これ、大きいですよね。
そして、そのインクが約1年分と言われたらどうでしょう。
店員さん曰く、インク代は約3分の1程度に抑えられるとのこと。
EP-880AWやEP-879AWの高価なインクを1箱買っても、絶対に1年は持ちません。まぁ、使用頻度にもよりますが、使わない方でもたぶん1年はもちません。途中、乾いちゃったりで、ヘッドクリーニングも確実にしますからね。この消耗って結構大きいし。
それを考えると、インク2箱~3箱と必要となってくる可能性もあるわけですよ。カラーごとに交換なので、毎回1箱買うかと言えばそうでもありませんけど。そのインク代だけ考えても買う気が萎えてしまいます。
エコタンクの場合は、購入する純正インクもお安いのが魅力です。
1年分といいながら、1色1,000円くらいで購入できて、4色タンクなので、全色購入しても4,000円くらい。こっから安いんですよ。これは嬉しい。
1本のボリュームが全然違います。
左のがEP805AW用の互換インク(通常サイズ)、右がエコタンク搭載、EW-M660FT用の純正インク。
このボリュームの違い、わかりますでしょうか。お茶碗とどんぶり位の差があるでしょ。このボリュームの違いで純正なら値段はそれほど違いませんからね、変だよな。
黒インクの名前は「クツ」、カラーのほうは「ハサミ」となってます。黒インクはさらにボリュームが大というのも喜ばしいです。
エプソンの黒というと、ちょっとグレーがかってくっきりしない黒という印象があるけど、こちらのインクタンク搭載モデルの黒インクは顔料インク、カラーのほうは染料インクとなっていて、くっきりすっきり。エプソンの黒色の不満もこれならキャノンなみの黒が期待できそう。
実際に1年使ってみたレビュー記事はこちら
>>>エプソンのエコタンクプリンター1年使ってビックリした口コミ
それにこの価格なら互換性が安いだなんだってリスクを冒さなくても、安心して純正のインクを使えます。
互換性のインクは安いけど、それを使用した時点で保証対象から外れてしまいますので、少なくとも保証期間中は純正のインクを使わないと万が一のとき後悔することになります。
我が家では、最初の1年は泣く泣く純正のインクを購入し、1年経過したらお安い互換性のインクで済ませていましたが、なんとか5年ほど使えました。まぁ、印刷の品質は最後のほうほぼプリンターとしてNGといったものでしたけど。
色がちゃんと出なくて、インクつまりが激しかったです。互換性インクを使っていたせいもあるでしょうけど、印刷の品質で言えば、ほんとにひどかったです。
やっぱりインクは純正のものを使うのが一番良いのでしょう。
わかっちゃいるけど、インクが高すぎて、それがなかなか難しいというのが実情。
だからこそ、今回検討したエコタンク搭載モデルは、強い選択肢となったわけです。
エコタンク搭載モデルで一番お安いのはEW-M571Tなのですが、こちら、なんと前面給紙ができず、背面給紙のみ。かなり古いタイプの構造になっているんです。
インクがお安くても、今さら用紙を背面給紙ってちょっと。と思っていたら、お店の方が前機種のひとつ上の機種なら前面給紙です。と教えてくれました。
それがEW-M660FTです。
この時点で、EW-M571Tの価格が38,000円~、といったところ。
一方、前機種のひとつ上のモデルEW-M660FTは、40,000円前後。
ちなみに、EW-M660FTの最新機種であるEW-M670FT、こちらは50,000円以上します。
EP-880AWやEP-879AWからすればかなりお高い機種という印象ですが、こちら、インクが1年分入ってる価格としての比較だと、思っているほど高いものではないとも言えます。
ちなみに今回購入したEW-M660FTは、最初からサービスで2年分のインクがついているということで、全色が2本ずつの計8本付いてました。
メーカーの言う通りなら、2年間インクを買う必要がないということです。これで40,000円ほどなら、選択肢にも入るかな、と思いました。
でももちろん40,000円もお支払いするつもりはないので、あれこれ交渉して35,000円くらいまでなんとか値引き交渉をし、さらにインクもカラーのみ3本ですが、もう1年分付けてくれました^^
結局インクはボトルで11本付いてきました。
前機種といってもEW-M571Tのワンランク上のモデルなので、機能的には充実しています。
前面給紙、自動の紙送り(オートドキュメントフィーダー)も付いてます。
スキャンはもちろん、我が家ではすでにあるので不要だけどFAX機能もあります。
EW-M660FTと最新機種、違いは?
エプソンのインクタンク搭載機種、EW-M660FTと最新機種EW-M571TやEW-M670FTとの比較をすると、大きく違ってくるのは
・インクの入れ方
・サイズ
・液晶パネル
ですね。
インクの入れ方の違い
EW-M571Tなど最新機種のエコタンク搭載モデルは、インクの補充時にインクをこぼしにくい構造になっているのが大きな違いでしょうか。
こちらは最新機種EW-M571TやEW-M670FTのインクタンク、前面からインクの補充ができます。
今回購入したEW-M660FTのインクタンクは本体の横側面からの補充でこれはちょっと不便。
新機種のようなインクボトルの口を固定するタイプじゃないので、もしズレるてしまったらインクをこぼしてしまう可能性もあり、って感じでしょうか。
ここは最新機種のほうが進化しているようです。新機種のほうの使い勝手は実際使ってみていないのでわかりませんが。
これが、前機種EW-M660FTのインクタンク
我が家のような壁ギリギリに設置していると、インクの補充がちょっと角度的に難しくなりますね。
サイズの違い
サイズのコンパクト性は結構な差があります。
EW-M660FTは
使用時:515×559×241(mm)、収納時:515×360×241(mm)となっています。使用時は、排出トレーを引き出した時のサイズになっています。
EW-M660FTの使用時はこんな感じ
EW-M571Tのサイズはというと、
使用時:375×567×259(mm)、収納時:375×347×187(mm)
横幅が、14センチほど小さくなっているのはかなりのサイズダウンです。
ちなみに、コンパクト性が売りのEP-880AWのサイズは
使用時:349×527×183(㎜)、収納時:349×340×142(㎜)ですので、エコタンクモデルはちょっとエコンタンクの分、どうしてもサイズが少し大きくなってます。
ちなみに、我が家ではEP805AWを使用していて、
こんな風にフリーボックスの上にピッタリとおさまるサイズでした。
が、購入したEW-M660FTを同じように置いてみたら、
このように、2つ並べたフリーボックスの1つ分を約9㎝はみ出しました。
そして黒いから圧迫感があるかも。
あと、黒はホコリが目立つんですよねぇ。まぁ、業務用と考えると仕方ないのかな。
さいごに
エコタンク搭載モデル、最初は完全にノーチェックだったけど、店員さんのアドバイスを聞いているうちにかなり有力候補となりました。
エコタンクが必要なほどたくさん印刷しないかなぁ、なんて思ったけど、いやいや、インクがたっぷりと考えると、印刷もさらに身近なものになります。
エプソンのエコタンク搭載のプリンターで検討されるなら、
・背面給紙が気にならないなら、最新モデルのエコタンク搭載の最安値の機種、EW-M571T
・やっぱり前面給紙とかオートフィーダーがいいなぁってなれば、ひとつランクが上のEW-M670FT、
・EW-M660FTはひとつ前のモデルになりますが、価格が下がっているので、EW-M571Tに近い価格で上位機種を購入できます。ただし、旧モデルは在庫が少ないので、検討するならお早目に。
このような感じで内容を考えてみると良さそうですよ。
なお、エコタンク搭載モデルは今のところ、色のキレイさより、インク代を節約することに特化しているようなので、写真など画質にすごくこだわる方は圧倒的に6色タンクのタイプがおすすめです。
あとは、どれくらい快適に印刷しつづけてくれるかどうか。ここが最大の課題になってきますね。
実際にエコタンクプリンターを使用したレビューはこちら ↓↓↓
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