電子レンジ、普通に使ってたのに、突然動かなくなった!
これって故障?
電子レンジっていまやキッチンの必須アイテム。
急に動かなくなったら思ってる以上に困るものですよね。
そこで今回は、電子レンジの故障にはどんなものがあるか、寿命なのか、修理するならいくらかかるのか?故障じゃないケース、などなど、電子レンジが動かなくなったときのあれこれを、元家電修理マンのリョウよりご紹介します。
電子レンジの故障原因、修理はいくら?
「電子レンジが動かない」といった故障内容の場合、
- 「電源が入らない」場合
- 「電源は入るのにボタンを押しても反応しない」場合
があります。
考えられる原因を故障頻度が多い内容から順番に紹介いたします。
電子レンジのドアスイッチの故障
ある程度長く使用している電子レンジの場合、ドアスイッチが腐食しているケースが多く見受けられます。
症状としてはボタン操作はできるのにスタートボタンだけが効かなくなってしまいます。
スイッチの通電すべき部分が焼け焦げてしまうなどでこの症状がでます。
この場合、ドアスイッチを交換すれば直ります。修理代は7、8千円ぐらいです。
電子レンジ、操作部の故障
押しボタンや液晶ディスプレイなどの操作箇所が故障することもあります。
この場合は、電源は入っているのにボタンが効かないといった症状になります。液晶パネルタイプだと修理代が少し高くなります。一般的には1.2~2万円程度かかります。
電子レンジ、基板の故障
こちらは電子レンジの故障としては少ない部類に入りますが、ゼロではありません。
基盤が故障すると、内部のヒューズが切れ、電源が入らなくなります。
古い電子レンジだと、経年劣化により内部の基盤の半田付けされた部分が外れてしまったり、焼け焦げ、汚れ、錆び、などが電子基板の故障につながります。
この場合の修理代は部品代にもよりますが、2万円前後かかります。
電子レンジの故障じゃない?こんなケースも
電子レンジの故障?って思っても、実は故障ではない、なんてことも結構あるんです。
ありがちな事例として、いくつかご紹介します。
オートパワーオフ
通常、ドアを開け閉めするとディスプレイがONしますが、何分間かそのままにしておくと省エネで電源が落ちます。
この時、電源が入らなくなったと勘違いしてしまう方がいらっしゃいます。その場合、一旦、ドアを開け閉めしてから操作すれば問題ありません。
ブレーカーが落ちている
電力の容量不足や漏電でブレーカーが落ちているケース。
ブレーカーを確認しましょう。
Hz(周波数)が合っていない
現在では、ほとんどの電子レンジやオーブンレンジがヘルツフリーで、周波数関係なく利用できるのですが、単機能電子レンジなどでは、現在でも50Hz専用、60Hz専用というのがあります。
日本では、関東と関西で電気の周波数が違います。
ヘルツフリーでない場合、例えば大阪から東京にお引越し、なんていう場合、使用できなくなることがあります。
大阪は60Hz、東京は50Hzなので。
この場合、メーカーにHz交換をしてもらうことも可能です。
60Hz⇒50Hz、50Hz⇒60Hzに対応できるよう部品交換してくれます。ただし、修理代は部品代のみで5千円ほどかかります。
コンセントから100ボルトきていない
コンセント側の断線や腐食が原因で100ボルトの電圧が供給されていない場合もあります。電力会社側の問題であることもあります。
さいごに
電子レンジの故障なのか?動かなくなった!というときに考えられる原因など、いくつか挙げてみましたがいかがでしたでしょうか。
実際の修理依頼は、な~んだ、故障じゃなかったのか~、なんてケースも多いものです。
故障でない場合も例としてあげてときましたので、参考にしてみてください。
電子レンジの故障でもよくある「ドアスイッチの故障」。
この場合は、修理代も比較的安く済むはずなので、購入から10年未満でしたら修理も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
簡単ですが以上、参考にしていただければ幸いです。
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