簡単そうに見えてなかなか難しいキャベツの千切り。
今日は、どうしたらお店みたいな細~いキャベツの千切りができるの?なんてお悩みのあなたに、キャベツの千切りについてのあれこれをご紹介したいと思います。
キャベツの千切りを細く、包丁で切るコツ
キャベツの千切りは、キャベツを半分にしたものをまな板にのせて切ろうとすると、高さがあり、半球体のため、斜めになる場所があって、刃を入れた時に幅が均一にならず、太いもの、細いものが入り混じった見た目の悪い千切りになってしまうのです。
そもそも、この状態ではとても切りにくく感じるでしょう。
キャベツの千切りが少量で良い時は、数枚、必要な葉を取り、太い芯を除き、くるくると丸めて端から直角に刃を当てるように切っていけば良いのです。芯は薄くスライスして、さらに千切りにします。
大量に必要なときは、キャベツを4分の1とか6分の1にカットし、下の写真のように重なっている葉を大雑把に厚みを減らすように分けて、上からぐっと抑えて厚みをさらに押さえるようにしながらカットします。
すると、半分のままの状態でカットするより、斜めの部分ができない分、かなり切りやすく、均一に美しい千切りにしやすくなります。
この時に繊維に向かってどの方向で切ったら良いでしょう。
柔らかさを求めるのであれば、繊維を断ち切るように、繊維に直角に。
また、方向を変えながら切っていくことで、いろいろな食感を楽しむという方法もあります。
キャベツを切る包丁は、しっかりと研いだものであればさらに良いです。
玉ねぎを切っても目にしみないくらい、よく切れる包丁がベストです。
よく切れない包丁でカットすると、組織が潰れるので、キャベツも美しく切れず、食感もシャキッとなりませんし、玉ねぎはかなり目にしみます。
キャベツの千切り スライサー、ピーラーはどうなの?
とんかつ屋さんで付け合せに出てくるキャベツの千切りは細くてふわっとしていて、とっても美味しいですよね。
お店では業務用スライサーなどを使っているところがほとんどですが、一般家庭にあるスライサーやピーラーはどうなんでしょう。
一般的なスライサーやピーラーは幅が狭いので、大量のキャベツの千切りには向きませんが、最近では幅が広く、キャベツをカットするのに適したものも販売されています。
ちょこっとで足りるときには、普通に家庭にある幅の細いスライサーやピーラーでも千切りは可能ですが、大量に切るとなるとやはり大型のものが良いでしょう。スライサーでは、厚みを調整出来るものもあるので、かなり細い千切りも可能です。手を切らないように注意してくださいね。
ただし、春キャベツのように、葉が柔らかく、玉もあまりギュッとなっていないようなものや、細かく分けてしまったキャベツは向いていませんので、包丁での千切りをおすすめします。
キャベツの千切り 保存と栄養
毎日食べたいからたくさん切って保存したいけど、なんて考えてしまいますが、キャベツの千切りは変色、乾燥、水っぽくなる、それに大事な栄養素も飛んでしまうので、長時間の保存には向いていません。
栄養面で考えると、切ってから洗うと栄養が流れてしまうので、葉のまま洗うと良いです。そのまま千切りにして食べるとアクがあるので、少々のエグみを感じますが、切ってから1~2分水にさらしてアクをとる。すると、過度の栄養損失も抑えられ、甘みのある、シャキフワのキャベツの千切りになります。また、翌日の変色もある程度抑えられます。
長時間水に着けると、水溶性の栄養成分が全部出てしまうので、できるだけ短時間にしましょう。
もしもキャベツの千切りが余ったら密閉容器などに入れ、翌朝のサラダや、お味噌汁、焼きそば、チャーハン、炒めものなどに利用して使いきりましょう。
冷凍保存については、太めの千切りなら水分を良く切って冷凍することも可能で、解凍したものの水分を絞れば、塩もみしたような状態になり、コールスローにしたり、豚肉のスライスなどで巻いて焼いても美味しく頂けますが、残念ながら細~い千切りはあまり冷凍には向かないでしょう。
いずれも、なるべく新鮮なうちに戴くのが栄養価も高く美味しく頂けます。
まとめ
キャベツはビタミンCが多く、キャベジン(ビタミンU)を含み胃にも優しい野菜です。これらの栄養を十分に活かすためには、長時間水にさらしすぎず、できるだけ生で食すことが大切です。加熱する場合は、短時間でサッと火を通しましょう。
上手に細い千切りにして毎日の食生活に積極的に取り入れたいですね。
コメント
脳梗塞も経験し足の骨折にも合い趣味のの料理に精を出す事が結果としてリハビリに一番向いていると思うが、椅子を用意してまな板に向かう事で手元が安定して作業出来ることに気付かされた。確かに時短調理法も存在するが時間を掛けることにはそれだけ意味があると思う。
澁谷孝信様
コメントありがとうございます!リハビリで趣味のお料理、素敵ですね!
手間暇かけたお料理はやっぱり時短料理より味わい深く感じますよね。