指先のパックリ割れ、痛いですよね。
1日でも早く、いや、今すぐにでも治したい!と思うような傷みで、なんといっても辛いもの。
今回は、そんな辛いパックリ割れを1日でも早く治す方法、パックリ割れを作り出す原因、そして予防法などについてご紹介します。
ぱっくり割れの治し方
痛くて辛い指先のパックリ割れができてしまったら、どうすれば良いのでしょうか。
とにかく、できるだけ手指に刺激を与えないように工夫することが大切です。
すでに肌のバリア機能が崩壊してしまっていますので、、ちょっとの刺激でもお肌をさらに傷付けてしまいます。本来なら絶対安静レベルで保護してあげないといけません。
でも、主婦ですから、料理をしたり、洗濯したり、食器を洗ったりと手を使わないわけにもいきませんね。
ですので、なるべく指先などを保護するようにガードしてあげるのが一番。
軟膏やワセリンなどを薄くしっかりと塗り込み手指に馴染ませます。「薄く」というのがポイントです。
その上で、傷をガーゼや絆創膏などで保護しつつ、テーピングなどで巻いて、パックリ割れた部分が再び口を開かないように固定し、傷の修復を助けてあげるのです。もちろん水分は厳禁です。濡れたりムレたりしたら、こまめに交換しましょう。
この時、軟膏を薄く、しっかりと塗りこんでおかないと、それがかえってムレの原因になって皮膚を刺激し、傷口が悪化したり、逆に傷口をふさぐ妨げになってしまいます。
傷口がふさがったら、保湿を心がけ、ゴム手袋をするなどして再びぱっくり割れにならないように十分注意してください。皮膚はまだまだ乾燥が進みやすく、割れやすい状態なのです。
顔と同じように化粧水をしっかりと馴染ませてから、ハンドクリームを塗るという方法も、手の保湿には効果的です。
余談になりますが、化粧水でも瓶を振って泡立つようなものは使わないことをおすすめします。
このように振って泡が立つ化粧水というのは、界面活性剤といって洗剤成分が入っているので、洗剤を肌に塗っているのと同じことです。決してお肌によくありません。もちろんお顔にもよくありませんので見なおした方が良いでしょう。
お肌はほとんどが水分で保たれています。それを油分が膜になって水分の蒸発を防ぎ、お肌の修復機能がお肌全体を守っています。
保湿が不十分で水分だけを奪い続けると、肌表面が少しずつ傷つきやすくなり、やがて油分も水分も蒸発、バリア機能が損なわれ、皮膚が大きく損傷してしまうわけです。
唇も、「あ、乾いているなぁ」なんて思っているときに大あくびをしてしまったり、大口開けて笑った瞬間にぱっくり割れたりしますよね。普段、しっとりしているときは、そんなことにはなりません。
ですから、そのパックリの前に、保湿をしてあげることがとっても大切なのです。一度割れてしまった唇はこれも手指と同じでとても治りにくいですが、その一歩手前で防げるのは誰しも経験済みかと思います。
これは手も指も、唇もひじ、ひざ、かかとなど乾燥しやすい部分はどれも同じことです。
このメカニズムを理解した上で、予防に努め、ひどくなったら早めにケアしてお肌を再生してあげましょう。
指のパックリ割れの原因はこれだったのか!
パックリ割れができてしまう原因は、1つではありません。
いくつかの環境が重なってできてしまうことが多いのです。
全ては乾燥から始まっています。
元々皮膚は、修復機能を備えているので、健康な肌には肌荒れが起こりにくいものです。
ですが、主婦の手や指先のように、毎日朝から晩までいくつもの悪環境の中で酷使されるような場合は、修復機能が間に合わないくなってしまうんですね。
◆食器を洗う時に40度位の温水で洗う
◆洗浄力の強い洗剤を素手で使用している
◆日に何度も石鹸で手を洗う
◆いつも濡れた状態、半乾きの状態である
こうしたことが積み重なり、あなたの手の水分、油分は次第に減少し、乾燥が進みます。乾燥した肌は砂漠のように、ちょっとの水分が入ってもまた干上がってしまうのです。
それを繰り返すと最終的に地割れのように、パックリとお肌が割れてしまい、お肌の内部は無防備な状態、すべてが刺激になって皮膚を攻撃します。
修復機能が低下し、割れた皮膚がガチガチになってしまい、さらに乾燥が進み、割れを繰り返すようになってしまうのです。
そして、パックリ割れた状態で同じ条件の繰り返しをしていれば、治るものも治らないという悪循環に陥ります。
お顔もそうですが、濡れた状態を自然乾燥してしまうと、肌の上の水分が蒸発するときに、バリア機能の低下したお肌の内側の水分も一緒にどんどん蒸発させてしまうために、さらに乾燥がひどくなるのです。
ですから、水仕事のあとはしっかりと水分を拭きとって、保湿してあげることが乾燥を防ぐ第一歩になります。
指のぱっくり割れを予防するには
職業柄、一日中素手で薬品や洗剤に触れるような方はなかなか難しいですが、一般的な家庭の主婦の手荒れであれば工夫次第で防ぐことは可能です。
よくゴム手袋をつけているのに、手荒れが治らないという方の話しを聞きますが、ゴム手袋というのは、滑りやすくするために内側に粉末が使われています。また化繊の裏起毛がついていたりしますので、すでにバリア機能が低下している場合はそれらすべてが刺激になり、さらに手の油分や水分を奪ってしまう場合もあるわけです。
ですので、すでに肌荒れのある方はそうした加工のないものを選ぶことも可能ですし、ゴム手袋の下に絹や綿素材の薄い手袋を重ねるという方法もあります。
近所のホームセンターなどでゴム手袋のコーナーで売られていますが、できれば化繊より、綿100%のものなどを選びたいですね。
ネット通販で「インナー手袋 綿100%」などと検索すると見つかります。
一度割れてしまった指先は、ちょっと物に触れただけでも痛みがひどく非常につらいものです。
こうなる前に、手先を無駄に乾燥させないように、保湿を心がけ、濡れた手はしっかりと水分を拭うようにしましょう。
肌本来のバリア機能を低下させないよう、水分、油分バランスを整えて、まずはパックリ割れを防ぎましょう。
寝る時や何もしていない時は、ハンドクリームをしっかりと指先まですり込み、綿や絹の手袋をすると効果的です。
まとめ
主婦のパックリ割れは、水分から遠ざけて安静にしてあげることが一番のケアになります。
ですが、まずは原因を知って、パックリ割れを起こさないように予防するのが一番ですよね。
あまりにひどいパックリ割れならば、一度お医者さんで診てもらった方が良いでしょう。
ひどくなると、ステロイドなどの強い薬を処方されるレベルになってしまうこともあります。そういった強い薬はできれば使わない方が良いので、やはりパックリ割れは予防が大事です。
どうか1日でも早くあなたのパックリ割れが治りますように。
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