インフルエンザが早くも流行の兆しです。
今年は何型が流行るのでしょうか?
これから寒くなり、空気が乾燥してくると、乳幼児や高齢者はもちろん、受験生などもインフルエンザの予防には特に気をつけたい時期となります。
2015年冬のインフルエンザ流行到来前に、予防接種や流行型、予防方法などについてお伝えします。
インフルエンザの流行は何型?2015
インフルエンザはA型、B型と一般的に言われますが、
A型には2009年に大流行したH1N1型とA香港型、
B型には山形系とビクトリア系があります。
今年の流行は、これまであまり流行ったことのないB型ビクトリア系が流行する兆し。
「B型のピクトリア系」はこれまであまり流行していなかったため、抗体を持つ人が少なく、感染者が増加し、流行しやすいのでは、と懸念されています。
今年のインフルエンザワクチンが値上がりしているのは、このB型の2株のワクチンが必要となっているため、というのが原因のようです。
その代わり、効果は例年よりUPするらしい、です。
今年は予防接種開始と共に、すでにインフルエンザが流行の兆しです。
実はインフルエンザB型というのは、A型ほどの強い症状が出にくく、本人が気付かないうちに周りに移してしまうということが繰り返され、感染拡大が起こりやすいのです。
A型感染では38度以上の高熱が出て頭痛がするなど症状がわかりやすい場合が多いのですが、B型の場合は、熱がそれほど上がらないこともあり、普通の風邪やお腹の風邪などと思い込み、放置してしまうケースが多いのです。
しかも、このB型は熱が長引き、ウィルスの残存日数もA型より長く、その点から比較すれば周囲への感染の危険はB型の方が高いといえます。
インフルエンザの検査をするタイミングは?
こうしたことからも、熱があまり上がらなくても、風邪かな、と思ったら重症化しないうちに受診した方が良さそうですね。
ただ、インフルエンザの判定は、発症から12時間から24時間経過してからでないと陰性となる場合があります。
インフルエンザの薬は発症から48時間以内に服用するのがベストと言われていますので、これらを考慮すると、
発症から12時間~48時間を超えない範囲で検査するのがベストです。
インフルエンザの予防接種を受けていても感染することはよくあることです。
この場合、症状が軽く、発熱も38度にもならないことがあります。
全身症状を見て、なんとなく風邪っぽいなどと思ったら、受診してみたほうがよいでしょう。
実際私も37.5度程度の発熱で、ただの風邪かと思っていたら翌日の夕方までにゆっくりと38度位になり、また下がり、でも身体が非常にダルく、念のため受診したらインフルエンザA型だったことがあります。
最初の症状から、まさかインフルエンザじゃないだろうと思っていたので、自分でもかなりびっくりしました。予防接種を受けていても、こういうことがあるので、注意が必要ですね。念のため、家族から隔離するようにしていて良かったです。
インフルエンザ発症から48時間以内に服用しないと、インフルエンザ薬も効果を発揮しきれないようですから、早すぎず、遅すぎず、タイミングを見て受診しましょう。
受験生のインフルエンザ予防接種の時期はいつがいい?
インフルエンザの予防接種を受ける時期、「特に予防したい時期」など予定を考慮しましょう。
インフルエンザワクチンの効果の現れ方、持続時間には個人差が見られますが、
一般的に、
とされています。
予防効果が出るまで少し時間がかかりますので、余裕を持って予防接種の予定を立てましょう。
こうした大事な時期に寝込んでしまうと一生後悔するようなことにもなりかねません。
まとめ
予防接種をしても、100%インフルエンザを予防できるものではありません。
手洗い、うがい、洗顔などで、予防する。
室内が乾燥しないよう、適度な湿度を保ち、適度に換気を行い、ウィルスの活動を抑える。
栄養面や十分な睡眠で体調を整える。
こうした予防にも努めましょう。
前にご紹介していますが、インフルエンザ予防にはあいうべ体操も効果的です。
このあいうべ体操は、実際に小学校などでその激減効果が実証されています。
お風呂など湿度の高いところで行うと効果的です。
簡単な体操なので、家族で実践すると良いでしょう。
でももしインフルエンザになってしまったら、
・水分補給が大事です。飲みたいものでしっかりと水分摂取をしましょう。
・周りに感染させないために指定期間は外出を避け、家庭内でもマスクを着用しましょう。
発熱するということは、身体がウィスルと戦っている証拠。
過剰な熱でなければ、無理に熱を下げることよりも、水分や休息をしっかりとって体内のウィルスとの戦いをバックアップしてあげましょう。
特に乳幼児や高齢者においては、重症化が心配です。
特に65歳以上の高齢者では命に関わることもあります。
そうしたリスクの高い人に感染させないよう、配慮しましょう。
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