アマチュア無線、ハンディ機の選び方 利用者の経験からご紹介!

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アマチュア無線の資格を取得したら、早速無線機が欲しくなりますよね。
私もはじめてアマチュア無線4級を取ったときは、早く無線機を購入したくて、ワクワクした気持ちでいっぱいでした。

でも、無線機はなかなかに高価なもの、気楽に購入できるものではありません。

知識があまりない状態で、もしも自分の用途に合わない製品を買ってしまってはもったいないです。
そんなことにならないように、事前にある程度の知識を身につけておくことが必要ですよね。

そこで、今回は特に無線初心者向け、ハンディー無線機の選び方についてのあれこれを、実際にハンディー機を利用している立場から、あくまで個人的な視点でご紹介します。

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ハンディー無線機の選び方、メーカーは?

まずは、メーカーについてざっくりと解説していきます。
無線機のメーカーで代表的なものといえば、

  • 八重洲無線(スタンダード)
  • アイコム
  • アルインコ
  • KENWOOD

といったものがあります。まず、この中から選べば間違いありません。八重洲無線はスタンダードという有名なメーカーを吸収合併しています。

この他にもモトローラという外国のメーカーもありますが、こちらは軍事用の無線機が多くて生産しているメーカーで、高性能、個人的には初心者向けとしてはあまりおすすめできません。

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ハンディー機の選び方、どんな機能があるの?

アマチュア無線 ハンディー機の価格は、およそ2~6万円程度。
結構な価格差があります。この価格の違いはそれぞれの機能の差。
以下、どういった機能があるのか、見ていきましょう。

利用できる周波数のバンド数

50MHz、144MHz、430MHz、1200MHzの4つあります。

組み合わせが1つだとシングルバンド、2つだとデュアルバンド、3つだとトリプルバンド。バンド数が多いと価格も高くなります。

個人的には144MHzと430MHzのデュアルバンドで十分だと思います。50MHzと1200MHzはあまり使わないですし、アンテナや無線機の能力を考えるとハンディー機では限界があります。ですので、いずれ使わなくなる可能性が高いです。

ワット数

1~5wの間です。ワット数が高い方が値段も高いのですが、電力消費が大きいので、ものによっては充電がなくなるのが早い、ということもありますが、やはりワット数が高い方が良いのでここは5Wがおすすめ。

受信周波数範囲

受信周波数範囲によっては、50MHz、144MHz、430MHz、1200MHz以外の周波数帯も受信できます。

送信は出来ませんが広帯域受信が出来るものだと、AM、FMラジオはもちろん、防災無線、鉄道無線、航空無線などを傍受することもできます。

デジタルorアナログor両方兼用

一般的に、デジタル機の方がアナログ機より価格は高くなります。

値段は高めになりますが、デジタル通信では中継器やインターネットを利用し、遠距離通信でも快適にできます。

GPS機能付き

アマチュア無線機のGPSは緯度、経度、高度、気圧、雨量、風向が表示され、データー管理できる優れものがあります。もちろん価格は高くなりますが。

2波同時受信

上で説明した周波数バンドの中から2バンド同時に受信し、ボタン1つで切り替えられる機能が付いているものがあります。

この機能は、常に場所が異なる3人で交信し合う状況でしたら必要かもしれません。
ただ、4人以上の複数人で連絡し合う場合、インカム(送受信をボタンで切り替えなくていい)を使う人が多いかと思います。そうした場合はこの機能が無くても特に不便はないと思います。

防水機能

釣りや登山で使用する場合、水がかかる状況は容易に想定できます。お使いになる環境次第ですが、あるに越したことはありません。カメラの仕様にあるような防塵、防滴タイプもあります。

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初心者にお勧めの無線機は?

あくまでも私個人が使ってみての経験を混じえて、各機能をご紹介しました。

次は、それらを踏まえて、おなじく個人的に良いと思った製品をピックアップしてみました。

おすすめ機能

個人的に機能面でのポイントをまとめると

  • 送信出力は高いほど良いので5w
  • 広帯域受信可能で2バンド(144/430)送受信可能
  • 価格帯としては、5万以上になると使い切れない機能が増えるだけなので3万円台~4万円台で
  • AMラジオや、航空無線、防災無線の傍受もできる広帯域受信機能付きのもの

最後の「広帯域受信機能付き」は、無線機に飽きないためにもあったらいいかな、と思います。

おすすめ機能のついた無線機

これらあくまでも私個人のおすすめ、ハンディ無線機を選んでみました。さきほどの条件に合う製品が以下の5機種になります。

八重洲無線 VX-3

2万円代(2018年7月現在)

送信出力は1.5wですがポケットサイズで130gと軽い。

八重洲無線 VX-6

3万円弱(2018年7月現在)

防水仕様でオプションでSU-1を装着すれば高度、気圧の表示と天気予測も可能になります。重量は270g。

八重洲無線 FT-60

2万円前後(2018年7月現在)

こちらは盗聴器発見機能が付いています。重量は370g。

アイコム IC-P7

25,000円前後(2018年7月現在) 送信出力は1.5wですがコンパクト。重さも160gと軽量です。

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さいごに

なるべく安価で手に入るものを選んでみましたが、予算に余裕がある方はさらにこれらの上位モデルを検討するのもいいでしょう。

ちなみに私はスタンダードのVX-7というハンディー機を持っています。14年前に5万円台後半で購入した製品ですが今現在も何の問題もなく動いています。途中、しばらく使用しない時期があったのですが、バッテリーが故障しただけで済んでいます。

この機種はトリプルバンドで2波同時受信、送信出力5w、マグネシウム合金で非常に堅牢に造られており防水仕様です。私は自宅でラジオを聴いたり趣味の登山で使用しています。

登山中はクマよけでラジオを流したり、万が一遭難しそうなとき携帯の電波が通じなくて困らないように持参しています。

購入時に腰のベルトに取り付けられるホルダーが付属品として付いていたのですが、これも便利です。10年以上経った今でも、いい買い物をしたと思っています。

初めて無線機の購入を検討するなら、しっかり調べて自分の用途に合った機能付きの無線機を選びましょう。無線機も、大いに使い込んでみれば愛着が沸いてきますよ。

あなたの初めてのハンディ無線機選びの参考になれば幸いです。

 

 

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