お部屋探し、注意点はどんなところ?
初めての部屋探し、学生の一人暮らし、どんなところに注意して選んだらいいのか、予算もあるし、見逃しがちなチェックポイントなどもあるものです。
今回は部屋探しをするときの注意点、学生の一人暮らしのお部屋探しをいつ頃からどう動くべきか、そういったところをご紹介します。
学生の一人暮らし、部屋探しのポイントは?
大前提は実際にお部屋を見て決めるのが一番ですが、春は物件の動きが激しい時期で、それができないなんて場合もあります。
大学生の卒業や社会人の転勤などで3月に退去という方が多く、そうしたお部屋は退去後、ハウスクリーニングなどお部屋のメンテナンスが終了して入居可能となります。
それ以前から空室となっている部屋は内覧ができますが、3月に退去予定で、まだ入居者が住んでいる場合は、当然ながら内覧ができず、同じタイプの空室があれば(その空室にすでに申し込みが入っていたとしても)内覧出来る場合もあります。
ですが、他に空室がない場合は、不動産屋での写真データなどのみで判断せざるを得ない場合もあります。
こうした場合の注意点として、部屋探しというのは、写真で見るのと現地を見るのとでは全く違うという認識を持っていた方が良いということ。
多くの場合、写真は映りが良いものですし、写真では映らない範囲も多くあります。
同じアパートやマンションの同じタイプの部屋だったとしても、日当たりや階層、過去に入居していた方の使用状況等により変わるものです。
例えば、日当たりの良い部屋もあれば、その反対側の部屋は窓を開けたら隣のビルの壁が目前に、なんてこともあり得るわけです。
また、同タイプと言っても、築年数が15年以上くらい(物件や大家さんの手入れ具合により異なりますが)になると、各部屋の補修具合等によって大きく印象が変わる場合もあります。
以前、我が長男が大学入学で部屋探しをして、内覧用に準備されたきれいな空室を見て、別の階の同じタイプの部屋に申し込んだことがあったのですが、実際に入居してみると、まったくリフォームもされていなくてかなり汚い部屋でがっかりしたことがあります。年数が経過すると、部屋によってもこのように大きく差がでることもあります。。
この時、現地に行って各部屋の向きだけは確認していたので、日当たりや景観などは正解でしたが、部屋の中は実際見てみないとわからず、こうしたことが起こる場合もあると認識しておきましょう。
特に退去予定の部屋に内覧せずに入居する時は、退去してからでないと大家さんも不動産屋さんも部屋の中の状況はわかりません。こればっかりは運とタイミングですね。
賃貸、部屋探しの時期はいつから?
1月から3月、春のお部屋探しの時期というのは、学生、新社会人や転勤などで部屋探しのニーズが集中し、不動産屋は一年で最も忙しい時期を迎えます。
実際に、新築物件、条件の良い部屋は、すぐに決まってしまうという状況で、気に入った部屋の仮押さえなどは難しい時期でもあります。
というのも、春の繁忙期ギリギリまで仮押さえなどに応じて、結局土壇場でキャンセルになり繁忙期を逃してその後結局空室となってしまったなんてことになったら大家さんとしては何ヶ月分もの家賃収入を絶たれ、大損となってしまうのです。
また、実際に入居するのが4月からだとしても、申し込みをした時期から家賃発生するなんていう場合もあります。
とにかく物件が動くし、人も動く時期ですから、人気のある物件に対するニーズはいくらでもあるわけです。
当然ながら大家さんも不動産屋さんも、1日でも早く確実に入ってくれるお客様の方がいいわけですね。
これは首都圏と地方ではその状況にも若干の差があります。
可能であれば、12月から1月頃に「4月からの部屋探し」について、その地域の不動産屋に行くか電話やメール問い合わせ等で、大体の様子をリサーチしておくと良いでしょう。
新築物件については、建築中、早くから募集を開始しています。
内覧もできませんし、賃料も高め、間取り図だけでの判断となりますが入居可能日からの家賃発生になるので、3月末入居可能の新築などであれば早めの申し込みでも余計な賃料が発生しなくていいですね。ただし、競争率も非常に高いです。
賃貸の部屋探しにおける注意点は?
初めての一人暮らしとなると、どういったことに気をつけて部屋探しをしたらいいのでしょうか。
部屋探しする際によく挙げられる条件としては以下のようなものがあります。
南向き
2階以上
洗面化粧台あり
オートロック
テレビドアホン
二重サッシもしくはペアガラス
都市ガス
駅から徒歩◯分以内
コンビニ・スーパーが近い
収納大きめ
2口コンロ
洗濯機置場
下駄箱収納付き
築浅物件
風通しの良さ
洗濯物干しのスペースがあるか
あげだしたらキリがありませんね。
★必須条件は何なのか
こうした希望から、あなたの希望をチョイスして、予算内でクリアできるかどうか、まずそこから知ることが大切です。
条件が複数ある場合、全ての条件がクリアできる物件というのはまず無いので、これは絶対に譲れないという条件を1つ2つにしぼり、あとは妥協できる範囲でチョイスしていきましょう。
バス・トイレ別や駅から徒歩◯分、築浅物件など好条件の揃うお部屋は自ずと家賃が高くなります。予算が最優先なのであれば、そういったところから妥協していかなくてはなりません。
どうしてもバス・トイレ別の部屋でないと、と言うのであれば、家賃の安い地域を選んだり、駅からかなり距離のある場所で妥協したり、ということでクリアしていくと少しでもあなたの条件に合った部屋を選ぶことができるでしょう。
★予算と関連して
部屋の予算も大事ですが、通う学校から離れればその分交通費がかかりますし、
都市ガスとLPガス(プロパンガス)ではガス料金もかなり違いますので、こうした部分も予算に絡めて重視したいところです。
★見落としがちな周辺環境
毎日住んで、毎日帰る場所ですから、慎重に周りを見渡すなどして、周辺環境などもチェックしましょう。
うっかり見落としがちですが、近隣に臭いの出る施設があったり、夜になると騒音を出すスナックやバーがあったり、ということも考えられます。
こうした項目を知ったうえで自分なりの優先順位を考え、事前に部屋探しのサイトなどでいくつか物件を見て現状を把握したうえで不動産屋に出向いて相談すれば、「訳の分からないうちに焦って部屋を決めてしまったけど大丈夫かな???」なんてことにはならないでしょう。
まとめ
賃貸の部屋探しは、そのタイミングによるお部屋との出会いもあります。
そうした機会を逃さないためにも、事前のリサーチは多少なりともしておいた方が良いでしょう。
賃貸の情報サイトなども多くありますので、まずはそういったところからどういった物件がどれくらいの家賃で賃貸されているのかを知ることから始めましょう。
賃貸情報サイトで検索をするときに、必須条件で検索結果を絞ってしまうと、思わぬ条件の良いリフォーム物件などを見逃すことになるので、あまり限定しないで検索されることをおすすめします。
築年数が結構経過していても、大家さんの手入れがいいと、お部屋の状態が結構いいお部屋なんていうのもあるものです。
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