新玉ねぎの出回るこの時期、オニオンスライスが美味しい季節ですよね♪
お店で食べると美味しいのに、自分で作ると辛くて食べられない!なんてことはありませんか?
あんまり辛いのをそのままバリバリ食べると後味も悪いし、胃が痛くなったりしますよね。
特に空腹時は辛いです^^;
今回は玉ねぎの辛味の抜き方、辛味を抜きやすい切り方、それから辛味の成分の正体や、その栄養効果についてもご紹介します。
玉ねぎの辛味を抜く方法
玉ねぎの辛味を抜くには水にさらすっていうけど、さらしても辛いまま、どうしたらいいの?なんてことはありませんか?
そんなときは、これを試してみてください。
玉ねぎを揉む
まず、玉ねぎをスライスしたら、そのままで手で揉みます。
全体にヌルっとした感じになるので、それを水にとってサッともみ洗いします。
(この時に出る玉ねぎの汁はスープなどに使っても○)
その他の辛み抜き
・切ってザルなどに広げ、20~30分ほど空気に晒す
・熱湯をサッと回しかけ、冷水にとる
・塩で揉む
・砂糖で揉む
・酢水に晒す
方法はいくつがありますが、一番簡単でおすすめなのは、揉んでサッと水で流すことです。
これだと、水に長時間晒す必要もなく、サッと辛みが抜けて食べたやすくなります。
水で流したら、しっかりと水気を切って使いましょう。
生の玉ねぎってなんで辛いの?
たの玉ねぎのツンとした辛味の正体は、「硫化アリル」という成分。
この硫化アリルは、水に溶けやすく、揮発しやすいという特徴があります。玉ねぎを切ってると、涙が出ますよね、あれはこの揮発した硫化アリルが原因なんです。
ですから、水にさらすことで辛みを抜くことができるんですね。
また、同じ理由で、空気に触れさせるのも辛み抜きとして有効です。
玉ねぎの辛み抜き、切り方も大事です
辛み成分である硫化アリルを効率よく出すためには、玉ねぎの切り方も大事です。
玉ねぎを繊維に沿って切ってしまうと、辛味も抜けにくくなります。
辛味をできるだけ抑えたいときは、玉ねぎを繊維に対して直角にスライスしましょう。
縦半分にカットしてから、スライサーなどで繊維を断ち切るようにスライスします。
こうすることで、辛味成分が外に出やすくなります。
繊維に沿って縦方向にスライスすると、辛味成分が中から抜け出しにくいので、揉んだり水にさらしても辛味が強くなります。
辛み抜きが必要なときは、繊維を断ち切るように包丁を入れましょう。
玉ねぎを水に晒すと栄養も流れちゃう!
水にさらしたら、せっかく生で食べるのに栄養が全部流れてしまいますよね。
できれば水にさらす時間はなるべく短くしたいところ。
できるだけ水に晒したくない、ということであれば、お酢を使ってみましょう。
先にお酢の入ったドレッシングと和えておくだけでも食べやすくなります。
さらに鰹節をかけて食べれば栄養分はそのまま、栄養まるごと、辛味も和らぎ、美味しく召し上がれます。
硫化アリルは辛いのですが、疲労回復、血液サラサラ効果もあるので、適度に辛みを残してなるべく上手に取り入れたいですね。
どうしても生の玉ねぎは苦手?
辛み抜きをいくらしてもやっぱり辛みがダメ!という方は、やはり加熱してしまいましょう。
玉ねぎを加熱しても身体に良いことに変わりはありません。血液サラサラ効果もあります。
熱を加えると、玉ねぎは辛味がなくなります。
硫化アリルが別の物質に変化して、今度は辛味ではなく、甘みの元になるんです。
じっくりとフライパンで弱火からしんなりと色づくまで炒めた玉ねぎソテーはコクが出て、ソースやスープなどに入れてもグンとグレードの高い味わいになります。
味付けは玉ねぎの旨味が出ているので、薄めの塩コショウや麺つゆなどでも十分なくらい。
生のシャキシャキとは違った、しんなり、トロリとした風味を楽しめますね。
最後に
血液サラサラ効果で高血圧や動脈硬化、糖尿病などの予防も期待でき、デトックス効果もあるので、日々の食生活に積極的に取り入れたい玉ねぎ。
疲労回復や不眠、精神不安定などに効果が期待できるあなたの強い味方です。
生も良いですし、加熱してもそれぞれに健康効果を期待できるので、どちらもバランス良く食べたいですね。
新玉ねぎは特に辛みも少なく食べやすいので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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