ここ数年、インフルエンザへの効果があると話題になっている「あいうべ体操」
手洗いやうがいが風邪やインフルエンザ予防になるっていうのはわかるけど、
なんで「あいうべ」って言うのがインフルエンザの予防につながるのか不思議に思いませんか?
今回はこのあいうべ体操の効果、インフルエンザと口呼吸との関係、そしてあいうべ体操のやり方までご紹介します。
あいうべ体操の効果
「あいうべ体操」は福岡市博多区の「みらいクリニック」今井一彰院長先生が考案した口呼吸改善法。
口呼吸をしていると、唾液の分泌が減少して口腔内に雑菌が繁殖しやすくなり、口臭も強くなり、免疫系の働きも悪くなり、炎症が悪化するなど、様々な健康被害が起きることに注目した先生は、
その口呼吸を改善し、鼻で自然に呼吸することができるようになると、症状も改善するのだそうです。
口呼吸とあいうべ体操
口呼吸だと、喉が乾燥しているうえに、細菌やウィルスがダイレクトに体内に入り、繁殖しやすい環境となっています。
インフルエンザウィルスは低温と乾燥が大好きなのです。
一方鼻呼吸であれば、鼻毛や絨毛、扁桃リンパ組織などを通るため、ウィルスにとっての障壁もあり、また湿気もあるので、感染リスクがの減少に繋がるのです。
あなたは口を閉じた時、舌の先がどこにありますか?
口呼吸する人というのは、口を閉じた時、舌の先が舌の前歯の裏側あたりにあるのだそうです。
私はいつも鼻で呼吸するように意識していますが、確かに舌をダランと下の前歯の裏にあててみると、口がダランとして開きやすい気がします。
鼻呼吸ができていれば、口を閉じた時、自然に口の天井部分に舌先があるはずです。こうなれば、口をポカーンと開けることもありませんよね。
あいうべ体操の「あいう」では表情筋を鍛え、最後の「べ」で舌筋を鍛えます。
この両方を鍛えることで、舌の位置が上がり、口呼吸を改善できるということですが、これはたるみ防止や小顔効果もあり、女性にも嬉しいお顔のエクササイズとなるのが嬉しいところ♪
ぜひとも継続したエクササイズです。
あいうべ体操のやりかた
では、具体的に、あいうべ体操のやり方を見てみましょう。
「あいうべ」と言うだけ、とっても簡単です。
次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
①「あー」と口を大きく開く
②「いー」と口を大きく横に広げる
③「うー」と口を強く前に突き出す
④「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける
この体操は、真剣に行うとかなり疲れます。慣れるまでは、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。
また、「あいうべ体操」は、しゃべるときより口をしっかり、大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。
とくに顎関節症の人やあごを開けると痛む場合は、回数をへらすか、「いー」「うー」のみをくり返してください。この「いー」「うー」体操は、関節に負担がかからないため、何回行ってもけっこうです。
「ベー」がうまくできない人は、大きめのあめ玉をなめて、舌を運動させましょう。舌運動と甘味の刺激で、脳も活性化します。
《「みらいクリニック」HPより》
「あいうべ」で4秒から5秒、1分間で10回程度可能。
声は出しても出さなくてもOKです。
「あいうべ」を1日最低30回が目安。
最低でも三ヶ月は継続しましょう。
このあいうべ体操は乾燥していない場所で行いましょう。
入浴時は特におすすめです。
ゆったりとお風呂に浸かりながら実践してみてはいかがでしょうか^^
あいうべ体操 イラストはこちら
コメント