洗濯機の排水ができない!原因、修理代ってどれくらい?

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突然洗濯機が使えなくなると本当に困りますよね。原因も分からず修理代も検討がつかない。
何より、洗濯は毎日出るし、早く直らないと困ってしまいます。

そこで今回は、元家電修理マンのリョウが、「洗濯機の排水ができない」というトラブルについて、まとめてみました。実際は故障ではなく使用上での問題であることも多いので故障と分けてご紹介します。
今回は主に縦型洗濯機のケースになります。

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洗濯機の排水ができない!【故障ではない場合】

洗濯もの

洗濯機の排水ができずに停止してしまった場合、洗濯機の故障以外で考えられる原因には、以下のようなものがあります。

どちらかというと、本体の故障よりはこうした外的な原因によるものが多いので、まずはこちらから見てみましょう。

排水ホースの詰まり

排水ホースが長かったり、水の流れに逆らって上向きに傾斜がついている場合、排水ホースで異物が詰まりやすくなります。
また、洗濯機の真下に排水ホースが取り付けてある場合、ホースが無理な角度に折れ曲がっていたり、ホースが潰れていることも。

こうしたことが原因で、やがて排水ホースで汚れやゴミなどが溜まり、詰まりが起きることが多いです。

排水ホース詰まりが原因なら、排水ホースの先端を排水溝から外し異物を取り除けば、解消する可能性があります。

排水ホースを外す場合は、特に防水パンが付いていないお宅では水漏れの心配があるので、バケツや雑巾などを用意して十分に注意して下さい。

ですが、洗濯機の排水周りって見えにくい場合もあるし、水漏れの危険性もあるし、素人では難しい部分でもありますよね。
洗濯物も水もたっぷり入ってる状態だとなおさらです。

その場合は、業者に依頼するのが無難です。

排水溝の詰まり

洗濯機の排水溝のつまりが、私の経験上では最も多いケースです。

洗濯機の排水溝というのは、髪の毛、糸くず、汚れ、洗剤カスなどが一体となり、ヘドロ状態の塊が排水溝で目詰まりを起こしています。

排水溝の汚れを数年間放置すれば、排水溝に詰まりが発生していると認識しておきましょう。排水溝の掃除は個人でもできますが、洗濯機の真下にある場合は難しいので、業者に依頼します。

こうした詰まりの修理代、業者に頼んだ場合の相場は4~5,000円となっています。

排水溝の詰まりを予防するには、糸くずフィルターなどのお手入れをこまめにするのが一番です。

パルセーターの下で詰まる

洗濯機の中を見ると、底の部分に丸い円盤のようなものが付いていますよね、これをパルセーターといいます。
これは、ネジ止めされているのですが、外していると、その下に小さな排水用の穴が開いています。この排水用の穴が異物で塞がっていることがあります。

異物としては、女性用のヘアピンや針金、硬貨が入り込んでいるのをよく見かけます。

穴の形状にもよりますが、この場所で詰まるのは石や砂などもあります。例えば、野球やサッカーをしているお子さんがいるお宅で泥や砂にまみれたユニホームを頻繁に洗濯する場合などが考えられます。

この場合は、パルセーターを外し、異物を取り除くことができれば、解消します。業者に依頼すると修理代は4千円ぐらいですが、先端の径が太いドライバーが一本あれば個人でも修理できます。ただ、パルセーターが固くて外れないこともあるので、ネジを壊さないよううにご注意を。

おむつで詰まる

これは、原因がすでにわかっていると思いますが、洗濯物におむつが紛れていてうっかり一緒に洗ってしまった!というケースもあります。

これは、おむつの給水ポリマーなどが水を含んで、まるでお餅のように排水経路で詰まるので、とても厄介です。
この場合は、業者に依頼して除去しないと難しいでしょう。

業者に依頼した場合の料金は4~5,000円ほどですが、分解作業などが大変なケースでは、さらに追加料金がかかる可能性もあります。

くれぐれもこの失敗をしないように気をつけたいですね。

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洗濯機の排水ができない!【故障の場合】

洗濯機の排水ができないのが、洗濯機の故障である場合には、排水モーター等の異常が考えられます。

排水モーターの故障の場合

洗濯槽の真下には排水弁というゴムの弁が付いていて、通常、弁は閉じています。弁を開けている間だけ弁を小さな排水モーターでワイヤーを介して引っ張る仕組み。排水弁が開けば、排水出来るわけです。

この排水モーターが故障して動作しなくなると排水できません。また、経年劣化によりこの排水モーターのワイヤーが切れて排水できなくなることもあります。

いずれにせよ、排水モーターを交換すればすぐに直ります。修理代は部品代にもよりますが1~1.3万円程度。

 

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排水つまりを防ぐための予防策

洗濯機の排水ができないとなると、本当に困るものですよね。
では、排水詰まりなどを防ぐために、日頃から気をつけておきたいことがあります。

排水詰まりの予防策ふたつ

それは、

  • 糸くずネットや糸くずフィルターのこまめな掃除
  • 洗濯槽クリーナーでの定期的な洗浄

このふたつが大事です。

ついつい忘れがちな部分ですが、これを怠ると故障につながりやすいです。

また、洗剤カスが槽の下で蓄積することで、さらにごみが付着しやすくなるだけなく、カビも繁殖しやすくなってしまいます。

洗剤の入れ過ぎにも注意

お洗濯のとき、ついつい洗剤を多めに入れることってないでしょうか?

実はほとんどのお宅で洗剤を多く入れ過ぎている傾向があります。
洗剤を多めに入れると、なお汚れ落ちが良さそうに思うかもしれませんが、そんなことはありません。それより、洗剤を多く入れると、洗濯機の故障を招く危険性もあります。

洗剤が多すぎて、ちゃんと溶けていないケースがとても多いのです。粉末洗剤をお使いのお宅は特に気をつけましょう。

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さいごに

洗濯機の排水ができないというトラブル、その多くは排水つまりなど、純粋な故障ではない原因によることが多いです。

どんな故障でも洗濯機の操作部にエラーコードが表示されます。
このエラーコードで何の故障かおおよそ見当が付きます。エラーコードの説明は洗濯機の蓋の裏側か説明書に記載されています。

一定時間以内に排水が完了しないと洗濯機は異常を検知して排水異常のエラーコードを表示します。もし、排水エラーが表示されていたらまず排水溝や排水ホース詰まりを疑って対処してみて下さい。

実際に洗濯機が排水できずに止まってしまったときの顛末はこちら

 

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